作ることと問題解決

 3ヶ月を使ってエレベーター付きの玉ころがしを作りました。エレベータは初めてですが、玉ころがしは2年ごとにタワーの形を変えて実施しています。    

 今月のタワー工作では、工作時間中に多くの生徒に「先生」「先生」と呼ばれました。子どもたちが自分で解決できない問題が生じると「先生」と呼ばれます。「先生 お皿から玉が飛びだしちゃうの」「ここで玉が止まっちゃうの」「レールを分岐してみたけれど片方のレールだけに玉が行っちゃうの」。ものづくりとは、問題解決であると言っても過言ではありません。問題に
ぶつかったときに、どうすればいいのか考え解決して行く、それが「作る」ということです。あるときは、知識や経験が解決してくれ、ある時は試行錯誤する中で問題が解決されます。簡単には解決できない問題もあります。

 今回、つくつくクラブに長くいる生徒(特に6年生)は大きな成長が見られました。特に問題解決力が確実に上がっていることに驚きました。「こんなむずかしいレールよく作れたな」 「よく思いついたね」「うまく取り付けできたね」「きれいに仕上がったね」。 今回は、子どもたちの努力と工夫が随所に見られ、多くの子どもたちをほめてあげたい気持ちでいっぱいでした。
 

エレベーター付き玉転がし