万華鏡は、大人も子どもも大好きな玩具です。のぞきこんだときに引き込まれるような迫力は、異次元を見る道具のようです。
 今回は、万華鏡展で数多くの万華鏡を研究し、最も美しく感じたライトアップ型を作りました。また、筒を持って回転させるタイプは長く見ていると疲れるので、顕微鏡型=筒を固定しセル(透明ケース)を回転させるタイプにしました。しかも、鏡の角度は最も美しく見えるといわれる30度で作りました。
 幾何学的な工作をするには算数が必要です。鏡の角度を30度で作るというのはどういうことか、直径5cmの筒に装飾テープを巻くときには何センチのテープが必要かを考えながら、みんなで作っていきました。
 装置ができると、家から持ってきたさまざまな物をセルに入れて、見てみました。 ほんとうに美しくてみとれてしまうような万華鏡ができあがりました。