今回は、ミニチュアフード作りをしました。ミニチュアフードは「模型」のひとつです。模型とはある物を別の材料で模倣して作ったものです。日本人は昔から模型やミニチュアが大好きです。清少納言も「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし」と書いています。江戸時代の雛人形や雛道具は精巧な模型です。現代では、プラスチックという素材が開発されたことにより、安価で大量の模型を作ることができるようになりました。私たちの回りにも様々な模型があふれています。
今回のミニチュアフードは粘土を使用して、子どもでも作りやすい6分の1スケールで作りました。テーマは「そっくりに作ること」です。色や形、質感まで考えて作りました。食べ物をよく観察し、縮尺を計算し、質感を出すために工夫することが大切です。私たちの身近にある食べ物を作るので、ついつい夢中になってしまいます。完成すると「おいしそう」「食べたくなっちゃう」、そんな楽しい声が聞こえてきました。